2010年5月29日土曜日

茶髪

4年ぶり?くらいに髪を染めた。特に理由はなく、単なる思い付き。
かなり短く切ったため、自分で見ても恐い。見た目はそこらへんのチンピラと変わらん。
実際中身もそう変わらんが。。。

イライラ

最近はまた煙草を買い始めるようになった。もらい煙草だけで済んでいたものが、今やもうどうにもとまらん。仕事自体は楽しんでいるのに、今後の身の振り方など、何歳になろうが常に重大な選択を迫られ続けるもので、人から見れば贅沢な悩みでストレスがたまってしまう。
そういう時は煙草とコーヒーでなんとか落ち着く。今日はcallなので酒が飲めない。

2010年5月4日火曜日

36時間ぶっ続け

外科当直はそれほど忙しくない日が多いはずだが、なぜかこの日はよく外傷が運ばれてきた。転落CPAで手のほどこしようがないものもあった。数人を入院させ、12時間の日直が終わろうとしていたそのときにSAH。数時間の緊急オペになり、夜中にやっと帰ったがon callは続く。帰って風呂にも入らず寝ついたところで今度は急性硬膜下血腫でcall。外科直の整形外科医から血腫の厚さが2cmだと聞いて、これにはさすがに疲れていようと目が覚めた。飛んでいって緊急大開頭。終わったら昼になっていた。
その後に入院させた数名の指示出し、処置。さすがに眠い。仕事をやることに抵抗はないが、仕事に縛られたくはないもんだ。

しかし、ナースはオペ中に気軽にピッチを鳴らさないでほしい。緊急でもない用でうだうだという神経が理解できない。
指示出しが何もできずに放置になっている患者がいることはこっちとしては重々承知だし、忘れているわけではない。緊急オペになると病棟に行きたくても身動きとれんし、ピッチが鳴ると集中力も切れるわ、イライラするわでいいことないのに、まあそういうのを汲みとれないんだろう。

2010年5月2日日曜日

初クリッピング術

SAH、A-com aneurysm。
顕微鏡でopeをするのはこれで3度目。1度目は被殻出血。2度目は脳腫瘍生検。今回はSAH。
顕微鏡の操作は前回でだいぶ慣れたが、レジデントになって1か月しか経っていない人間がクリッピングをやるのはほとんど犯罪に近いと今でも思うが、上司がやらせてくれると言うので断る理由はなかった。
できる操作はかなり限られる。解剖の知識もてんでダメなので、視神経出したところで手詰まりになり一旦代わってもらう。動脈瘤がしっかり見えるところまで剥離してもらったところで再び出番。temporaryから本番のclipまでかけさせてもらった。さすがに緊張したが思ったほど手も震えずうまくいった。やればなんとかなるもんだ。さすがに3年目のこの時期にクリップかけた医者は他にいないだろうと思う。
しかし未だ血管撮影は一人ではおぼつかない。早く実が伴わんと。

2010年4月24日土曜日

麻酔科に嫌気がさす

勤め先の病院のオペはなぜかもともと自科麻酔が発達していて、麻酔科がかけるのは心外か全身状態の悪い人くらいだったが、最近人数が増えていろいろ手を伸ばし始めている。
ただ、人数が増えたと言っても、3年目やら4年目やらばかりで、しかも部長以外全員女ときた。そんな若手ばかりなので一人で全部任せてもらえるわけもなく、下に研修医、上に指導医をつけて麻酔をかけるわけだが、ルート確保から挿管、A-line、CV挿入まで一人でやることになっている。練習のために自分が受け持った麻酔は頑張って全部手技を決めるってことだろうが、見てて明らかに下手くそなのでオペが始まるまでがめちゃくちゃ遅い。
下の研修医の子らも、今年からやらせてもらえる手技が減ったらしく嘆いているとかなんとか。

それだけでもうんざりだが、最近はなぜか神経ブロックなるものに手を出し始めて、頭やら腹やら足やらなんでもブロックしている。それがまた長い。。がっぽり腹を開けるならまだしも、ラパ胆にもブロックしているらしい。そんなの必要かと。
極めつけは、このあいだ麻酔科依頼したら、いつのまにかオペ室でCVが抜かれてて挿れ替えられてるという。。さすがに「はァ?」と思ったので部長に理由を聞いたら、「下の子の練習のため」と。いくらなんでもふざけすぎやろうと。

他にも、もともと時間外に突入することが決まっている10時間コースの長いオペを引き受けないわ、時間外からの緊急オペは一切引き受けないわ、プライドも何もない。
あんな連中に患者をおもちゃにされるのは勘弁と、最近は自分の患者は全部自科麻酔にしている。挿管は自分の見守りのもとで研修医にやってもらい、導入が終わったら手分けしてA-line、CVを同時進行で素早く確保。一人は手洗いに早めに行き、麻酔かける人が消毒など、術前準備をとっととやる。人手がないときは外回り看護師に口頭指示で麻酔管理をやってもらう。リスクの少ない人のTIVAはだいたいこれでいける。
こういうのが当たり前だと思うんだが。麻酔科に任せるより圧倒的に早いし、安心だし、研修医もうまくなるし。

2010年4月18日日曜日

マナーモード

今まで外にいるときは当たり前のようにマナーモードを使用していたが、病院から電話に気付かないことが多々ありなにかと迷惑がかかっているため、外でもマナーモードを使用しなくなった。多少うるさいが仕方ない。

にしても、レジデントになっただけでこうも生活が変わってしまうのか。いつ電話がかかってくるか分からない。体力的なしんどさはあんまりないが。。しんどいしんどいと言うのが癖みたいなもやし君が多々いるが、そういうやつに限って仕事が遅いし、していない。ナースの方がはるかに体力使ってるやろうに。
ただ、休みであるはずの日にも仕事のことが完全には頭から離れないのが医師の仕事の一番辛いところ。
患者を診るだけじゃなく、めんどくさい書類仕事も多い。雑用はできるだけ研修医に渡すようにしている。まだ仕事を始めたばかりの研修医はやる気があるためどんな仕事を与えても嬉々としてやってくれる。彼らの勉強にもなるだろうし、持ちつ持たれつってとこか。

2010年4月12日月曜日

allrounderが理想だが

何か一つ飛びぬけてできることがあっても他ができなければダメだと昔から感じている。なんでもソツなくできるのが大事。勉強だけできてもダメだし、運動だけできてもダメ。野球で言えば、走攻守揃ってないといけないということ。
医師の仕事としては、内科系であればどんなspecialistであってもある程度の総合内科医としてのgeneralな能力が必須と思うが、外科系はそうでもない。むしろspecialistとしての技量があればそれだけで良いとも思う。そう分かりつつもGeneral志向が強い自分は、レジデントとして外科、整形外科、脳神経外科を半年くらいずつ専攻するという選択肢も考えたが、結局やめた。一つのことを極めながらでも他のことに手が出せなくもないし。自分の場合、別に頭にだけ興味があるわけでもないし、馬鹿の一つ覚えになるつもりもない。骨にも腹にも内科にも興味はある。
ただ、手術、麻酔、重症患者の全身管理、救急外来、外傷、CV・挿管・気管切開といった基本的手技、カテなど、何においても長けてるのが脳外科医じゃないかと思って選んだだけのこと。