2009年5月22日金曜日

資格をとることの意味

初期研修が始まってから一年以上経ち、BLS、ACLS、PALS、JATECと受講してきた自分。月末にはTNT受講予定。
受講だけでも総額20万。教科書代、交通費、宿泊代、現地での遊び代など入れると30~40万くらいは使ったか。

なんのためにそこまで金と時間をかけてでも受講しているのか。
もちろん、勉強のため。
できない上級医を反面教師として、こんな無能な上級医には絶対になりたくないな、と思わざるを得ない自分の性格には感謝。おかげでモチベーションが保てる。

ただ、職業の特性として、医師の能力は患者の予後を左右しうるわけで、プロであるならある一定の水準は保つのは義務。それに、同じプロでもプロ野球界みたいに能力ない人間が即クビで仕事なし、なんていう厳しい世界なわけでもないんだから、それだけに努力しないことはやっぱり悪なんだろうと思う。


ところで、step beyond residentはやっぱり良い。研修医1年目にはやや高度、2年目にとっては難しすぎず、読み心地よい。しかもすぐに臨床に生かせる内容。エビデンスにしっかり触れられているのはありがたい。
外傷・外科の3巻、5巻だけしか持ってなかったが、全巻買ってしまった。オススメ。

2009年5月19日火曜日

JATEC受講の感想

一日目は手技、読影中心。
FAST、輪状甲状靭帯穿刺、輪状甲状靭帯切開、胸腔穿刺、胸腔ドレナージ挿入、心嚢穿刺、骨髄路確保、胸部Xp、骨盤Xp、頚椎Xpなど。
人形相手とはいえ、体で手技を覚えられたのは貴重。
今まで知っていた知識についても、あやふやな点をしっかり確認できた。

二日目は実習、テスト。
primary survey、secondary surveyをもれなくこなす。
症例の数も豊富。

もちろん参加者は医師だけだし、皆6万も払って受講しにきてるからモチベーションも高い人ばかりなわけで、それなりにしっかりしたレベルで学習できる。

かの研修○当直○法度の著者の先生や、step 〇eyond 〇esidentの著者の先生まで来ており、せっかくなのでテキストにサインしてもらった。

6万円払うだけの価値あり!