2007年7月11日水曜日

喧嘩商売

「多種ある格闘技がルール無しの喧嘩で戦った時、最強の格闘技は何か?」
というテーマをもとにつくられた、木多康昭の漫画作品。

こう言うと、堅苦しい作品かに思えるが、実際は全くの逆。

メインである喧嘩のシーンにおいては、読者をうならせる心理戦、また、絵そのものの完成度も高く、作者の格闘技描写センスが光る。
いや、むしろこの作品において特筆すべきは、時事ネタを駆使したブラックユーモアだろう。格闘技とは全く関係のないネタにもかかわらず、これでもかと読者を笑わせてくれる。よく掲載できたな、と感じずにはいられないほどのギリギリのネタのオンパレードである。

久々のヒット。大満足の逸品。